この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第13章 ふたりの休日……

「葉瑠…なんかあったのか?ちゃんと話して」

「───道迷っちゃった」

「やっぱり?」
うんやっぱり。でもなんとか来れたよ。偉い?

「クスッ。うん偉かったな。お利口さんだ葉瑠は!」

クスッなにそれ。

鏡也君がギュッってしてくれて安心する!

「で…あとは?他にもあるんだろ?何があった?」

………なんで分かるの?

「葉瑠?」

「痴漢」
ガバッ。はっ?

私の肩を掴んでジーと見つめてくる!!

「痴漢に遭ったの?」コクン。

「電車?」コクン。

「なんで。指定席だろ」ブンブン─違う。

「なんで…指定席にしなかったの?」
「何された?どうされたか言って」

鏡也君、怒ってるの?
喋ろうとするけど次々に問い掛けられて……答えられない。

「ごめんなさい節約しようと思って指定席にしなかったから」

私がいけなかったの。
でも大きな声出したらすぐ逃げたから大丈夫だったんだけど……

「あっごめん怒ってないけど、触られたんだろ」

ちょっとだけ。

「どこ?」─太もも。

「だけ?」─あとショーツの上から撫でられた。

「ムッ!くそっ。」…………ごめんなさい!

「─葉瑠は悪くないよ。怖かったな!ごめんな夜来させたから」

ブンブン……そんなこと言わないで…

「何で指定席にしなかったの?俺が払うって言ったでしょ」

そうなんだけど─つもり貯金したら鏡也君にたくさん逢いに来れるかなって思って……


「そっか…でもそれで痴漢に遭ったら嫌だろ」
コクコク。

「次からは絶対指定席にして…約束できる?」

はい…ごめんなさい。

/1073ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ