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秘密のキスは蜜の味【完結】
第13章 ふたりの休日……
それからふたりで買い物に出た。
商店街は大賑わいで活気がある!
テレビでこんなのよく見るけど田舎者の私には凄く新鮮。
なにより鏡也君と居られることが嬉しくってたまらないの。
「葉瑠…よそ見してたら危ないよ」
「凄いね、圧倒されちゃう」
「そうだな早く買って帰ろ、俺こういう人混み苦手だわ。正月だからしょうがないけど」
私もだよ。
見てるだけでちょっと疲れちゃう!
─────
必要な物をいろいろ買い込んでようやく帰ってきた
「ごめんね!重かったでしょ?すぐ片付けるから」
「それは大丈夫だけど!こんなに買い込んでどんな凄いご馳走作んの?」
ふぅ~!そうだよね。これどうしよう。
冷蔵庫にも入りきらないね。
「葉瑠…奥さんって言われてたな…それで断れなかったの?」
うっうん!
新婚さんに間違えられて〝…奥さん〟なんて言われちゃったから、いらないなんて言えなくなっちゃった。
「なんか恥ずかしかったな?」
うふっ、うん!
でもちょっと嬉しかった!
さぁ片付けちゃお!
終わったら夕方までちょっと休憩しよ──
ふたりでソファーに凭れてテレビを見てると鏡也君は凄く眠そうなの!
鏡也君…どうぞ!─ここいいよ。トントン。
「膝枕してくれんの?」うんいいよ‼
「じゃ遠慮なく」
うふ!どうぞ。
鏡也君は今、私の膝の上でスヤスヤと眠ってる。
〝何度見てもカッコいいな~〟
上から顔をマジマジと観察!