この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第13章 ふたりの休日……
んっ?………遠くの方で人の話し声。
浅い眠りの中で、〝ヒロちゃん達か~〟
特に気にするわけでもなく深い眠りに沈もうとしていた。
《ヒロ…ユキ…お願……い……》
《明日…で…いいだろ……》
《ちょっと……だけ、してよ》
《え~…ったく………声…出すなよ》
《………あっ……あぁ~》
へっ?…………なに?
《こんなに………すげ…な》
《ヒロが…してくれ……ないから……》
《……ここ…が…いぃ…だろ》
《はぁ~気持ち─いい》
《……洋子………声出す……な》
やだ。ヒロちゃんと洋子さんったら……
どうしよ!深夜だから小さな声でも響くんだけど
鏡也君は隣でスヤスヤ眠ってる!
だめよ!気にしちゃ。聞こえない聞こえない
寝よう。
《あぁ…ヒロ、声………出ちゃ……う》
《…ここ…?………いい?》
《あぁ………もっと……………》
なんなのもう………
耳を塞いで寝返りを何度も打つ!
《洋……子……どう……?》
《凄く……いい…はぁ》
ガバッ‼……… 寝られないよ……
「んっ……葉瑠…どした?」 えっ?
あっ何でもないよ!寝よ鏡也君。
鏡也君にくっ付いてまた布団に潜る!
《ヒロ、あぁ気持ちいい》
《洋子声出すな》
「………はぁ?」あっマズイ鏡也君…起きちゃった。
「あの二人……ヤッてんな。葉瑠…それでモジモジしてたの?」
モジモジなんてしてないから‼
時々洋子さんの喘ぎ声が聞こえてきて!
「………すげ~な。……ヒロちゃんどんなテクニック使ってんだよ…」