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第13章 ふたりの休日……

「先に食べましょ。ヒロユキはいつ起きるか分からないわ」

「あっ洋子さん、俺達は帰って食べるから」

テーブルには豪華なお節料理が並んでる。
「洋子さん…私達はいいんでヒロちゃんと食べて下さい」

こんなのまでご馳走になるのは悪いよ。
鏡也君帰ろ？──「洋子さんもう帰るから」

その時ヒロちゃんが起きてきた！

「ヒロユキ早いわね。疲れてんじゃない？」
「あ～洋子が色々やらせるからへとへとだよ」


「「…………」」私達の前でそんなこと……


「夕べ洋子の声聞こえたか？」

へっ？──
「いや。気が付かなかったな～…葉瑠聞こえた？」

やだ鏡也君なんで私に聞くのよ！
「わ、わたしも熟睡だったから分かんなかったなぁ」


そうか？─じゃいいんだけど。

洋子があんなデカイ声出すから焦ったわ。

「だってヒロユキにされると気持ちよ過ぎて……声出ちゃうわよ～」

「鏡也達が寝てんだから…声出すなっつたのに…」


ちょっとやめてよ。
聞いてるこっちが恥ずかしいよ！

「聞こえなかったんなら良かったわ」

「そうだな！洋子の声聞いたら俺達ヤってると勘違いするぞ」

「「…………えっ！」」

「私…昔から肩凝りが酷くて、ヒロユキにたまに揉んで貰うのよ」

肩凝り…………？揉む？

最近忙しくて肩凝りが酷すぎて頭痛になったりしたから寝る前にどうしてもってお願いしたの。

ヒロユキの力加減が最高に気持ちいいのよ……！

「「…………！」」

「ヒロちゃん、洋子さん。俺達用事思い出したから帰るわ」