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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy
「あっこんにちは!遠藤さん色々お世話になったみたいで…ありがとうございました」
「ほらっ昨日さぁ…皆で集まるとき遠藤も呼ぼうって葉瑠言ってただろ?今日顔見たから今誘ったんだよ」
「あっそうだね。遠藤さんどうですか?一緒に」
「お前暇つってたから仲間に入れてやるよ」
「そりゃ暇ですけど…入れてやるよじゃなくて、入って下さいってお願いして下さいよ」
「なんだと!お前図々しいヤツだな」
「いいんですかそんなこと私に言って~父に家賃上げるように言いますよ」
「はぁ?脅すんじゃね~よ。そんなことしたら外回りひとりで行かせるからな」
「え~酷っど」ハハハハッ…
「…………………」
二人の軽快な会話が続いてる。
私は話に入っていけなくてどうしたらいいか分からないよ。
「ま~鏡也さんと葉瑠さんが折角誘ってくれたんだから仲間に入れて頂きます」
「そうそう。そうやっていつも素直だったら可愛いんだぞ」
「…………」
「じゃ友達が待ってるんで行きますね。葉瑠さん誘ってくれてありがとう。じゃまた」
「あっ…また」
「さぁ葉瑠俺らも帰ろ」…………うん。
鏡也君に手を引かれて歩き出した!
「………だよな…はる………?……葉瑠どした?」
んっ?ううん。
遠藤さんて男の人だと思ってたからビックリしちゃったよ。
「あれっ俺言わなかったっけ?女って」
「聞いてませんけど?」
「そうだった?……ごめんごめん。あ~それで遠藤の事が気になっちゃったの?」