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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy
別にそういうわけじゃないけど……!
ただ仲いいなって思っただけ。
「仕事で毎日一緒に居るからな」
クスクスッ─「遠藤にまでヤキモチ妬くなよ」
「ムッ……ヤいてません」
「な~んだ!じゃあ泊まりで出張行っても大丈夫だな?」
えっ?……泊まりで?二人で行くの?
「そう。毎年北海道の関連会社に指導を兼ねて出張があるんだけど、今年は遠藤も連れてくように言われてんだよ」
「……仕事でしょ?それは仕方ないよ。同じ部屋に泊まるとなれば話しは別だけど」
「もちろん仕事。アイツほんと仕事出来ね~から、いちいち俺が指図しなきゃなんなくてさぁ」
そっか鏡也君大変なんだね。でもテキパキ仕事出来そうだったのに……
「全然だよ。すぐに分かんないって俺に聞きにくるんだよ」
…………ふ~ん。そっか。
きっとまだ不安なんだね。私も会社に入った頃はそうだったもの。先輩に頼りきってた!
「鏡也君怒りながらでも、どこか優しいから頼られてんだよ。優しく教えてあげて」
「いいの?優しく教えて。葉瑠がそう言うなら手取り足取り優しく教えてやろ」ニヤニヤ。
なにそれ……
「でもあんまり優しく教えて勘違いされたらどうしよ…もし告白されたらどうすればいいかな?」
そんなの断るに決まってるでしょ!
「でも泣かれたら困るし。仕事もヤりずらくなるだろ?」
「じゃ断らないの?」
う~んどうしよ!……って考えてる。
ムッ……「じゃ好きにしたら」
フン。もう知らない!勝手にすればいい。