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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy

なんでそんなこと言うの?
鏡也君のバカ!


繋がれてた手を振りほどいてズンズン歩き出すと後ろから─笑い声が聞こえてくる。

クスクス
なんかムカつく!

「葉瑠?そっちじゃないよ」

あっ……「分かってるから…」

向きを変えたら鏡也君を無視して早歩き。

相変わらず─クスクス笑ってるから何だか悔しくなった。…そしたらジワジワ涙が滲んできちゃった。

後ろから急に手を掴まれて振り向かされた。
私は顔を見られたくなくてすぐに俯く…

「葉瑠もう怒んないの…えっ葉瑠?」


「付き合ってあげたらいいじゃなぃ」


「葉瑠。ごめん冗談だよ」

「……………」
俯いたままジッと堪えてたのに

ポトッ。一粒涙が零れると……次々溢れてくる!

「葉瑠?ふざけすぎたごめん」

「せっかく鏡也君と二人で嬉しかったのに……」


「遠藤とはそんなんじゃないから。どうしても仕事で関わるけどアイツは俺が葉瑠を想う気持ちとは全然別だから…」

分かってるけど──何だか素直になれなくて
「もういい帰る」天の邪鬼になっちゃった。

「マンションにだろ?マンションに帰るんだよね」

ひとりで涙を拭いながら歩き出した!

「………」
私がずっと黙ってるもんだから鏡也君は困ってるみたい…歩きながら私の手をギュッと握ってきた。

「やだ」
手を振り払って歩き出すとまた手を掴んでくる。

「離して」
「葉瑠─ごめん」

何度も振り払おうとしたけど強く握って離してくれないんだもん。

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