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秘密のキスは蜜の味【完結】
第4章 気になって仕方がない
「葉瑠ちゃん……可愛いかったな!な?鏡也」
ニヤニヤした顔がキモいんだけど──
何が言いたいんだこの人は!
「そうだね!…なんだよ、なにニヤついてんの?」
「葉瑠ちゃん鏡也のタイプだろっ─お前まだ手は出してね~だろうな? 」
───ドキッ。
「なに言ってんだよ~、んなっ事するか?」
ヤバッ
慌てて自分の部屋に逃げ込んだ!
は~!ヒロちゃんといつまでも話してると墓穴を掘っちまうな。
ってか…まだキスしかしてないし……何も始まってないけど─
昨日から葉瑠ちゃんが気になって仕方がない。
英美ちゃんが面白い幼馴染みを連れて来るっていうから……
俺はてっきり田舎娘のポッチャリでも来るのかと思ってたけど……
まったく予想外だった。
あんなに可愛いのに、ほんとに彼氏が居ないんだろうか?
理想が高いのか?
なんかすっごい欠陥があるとか?
キスなんかしちゃったけど大丈夫だったかな?
ストーカーになって付きまとわれるとか?
葉瑠ちゃんにならストーカーされても構わないけど……
あの時は、ただ目の前の葉瑠ちゃんが可愛くて自然と動いてキスなんてしちゃったけど─
こんなことはもちろん初めてで
たとえ付き合ったとしても既に遠距離なわけだし!
俺は仕事が忙しくて帰るのは夜中だし、始まる前からムリじゃね~か。