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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy
良かった葉瑠が喜んでくれて。
「ごめんなバランス悪くて!あとさぁ俺…片付け苦手で……」キッチンに目配せする─
〝へっ?な~に〟
キッチンを覗いて………葉瑠が固まってる!
どうも片付けは昔から苦手。
一人暮らしを始めた頃は自炊してたけどなんせ片付けが嫌で作らなくなった。
「うふっ。凄いね、いいよ!片付けは私がやる」
俺も手伝うよ!一緒にやろ?
「食べる前に片付けちゃおうか……」
いいよ後で、温かいうちに食べよ。
「うん。そうだね」あっでもその前に……
葉瑠の腕を掴んで引き寄せた。
「なに?」
「仲直りのキスが先。ねっ?」
首を傾げて唇ギリギリまで近づいた…
「うふっ」ちゅっ。……
愛しくてかわいくて何度も触れたくなる!
下唇を軽く挟んで舌先でペロリと舐めた。
葉瑠の頬を包んで何度も触れるだけのキスを繰り返した。
すると葉瑠が俺の胸を軽く叩く。
トントン……んっ?
「鏡也君、はぁはぁ…ご飯冷めちゃう…食べよ」
あぁ…このまま葉瑠を食べたいとこだけど、しょうがない我慢しよ。
─────
「「いただきます」」
─どう?─「うん美味しいよ」
よかった!
俺の作った料理を美味しいって言ってたくさん食べてくれる!
「葉瑠…まだ食べんの?大丈夫かそんなに食べて」
そりゃ葉瑠のために作ったんだけど、無理してないか?腹壊してもしらないぞ!
「だって美味しいんだもん」
「ごめんね鏡也君。私まだここに来てから1回もご飯作ってないね」
そう言えばそうだな!─でも仕方ないさ。