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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy

「あっ可愛い。ベビーちゃんは女の子?」

「まだ分かんないよ」そっか。

今日はベビーちゃんのは見るだけ。英美ちゃんの妊婦グッズを買うんだって!

へぇこんなのあるんだね?
マタニティウェアもおしゃれなのがたくさんある。

「あっこれだったら葉瑠も似合いそうだね」って!

英美ちゃん?なんで私?…私妊娠してませんけど。
「葉瑠が妊娠したときに着れるでしょ。身長だってそんな変わんないし」

妊娠期間なんて短いんだから二人で着回すのよ、
わざわざ買ったら勿体ないでしょ…って!

あ~…たしかに。勉強になります。

それから英美ちゃんはマタニティを当たり前のように私にも合わせて二人で着れるものを幾つか選んだ!

私は立って英美ちゃんにコーディネートされてるだけだったけと──

「さっ。こんなとこでいいかな。葉瑠…お茶でもしよ」

そうだね!行こっか。


─────
近くの喫茶店で二人でお茶をしながら久しぶりの会話を楽しんでいた。

「アハハ……バレちゃったんだ鏡也君…洋子さんには敵わなかったのね」

そうなの。黙ってることないのにね~。
変に隠すから相手はもしかして女の人かと思っちゃったよ!

「鏡也君はそんな器用なこと出来ないでしょ」

そうなんだけどさぁ。

「葉瑠は大丈夫なの?祐輔さんと別れて告白されたりとかないの?」

「えっ?うん……ないよ」

だって祐輔と別れたってまだみんな知らないの!

誰からも聞かれないし!

「な~んだ!つまんないの」

ちょっと英美ちゃん。

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