この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy
遠藤さんもかなり飲んでるね!酔ってんのかな?
「なんか腹立ってきたわ。葉瑠悔しくないの?」
英美ちゃんにそう言われて…私だって!
悔しいって言うかなんか・・・寂しいよ。
でも呼ぼうって言ったのは私だし……
みんなは楽しそうだから、ここで私がヤキモチ妬いたらシラケちゃうよ!
〝美咲ちゃん鏡也は仕事ちゃんとやってる?〟
〝やってますよ。凄く厳しいですよ。私には〟
〝それはお前が出来ね~からだろ〟
〝もっと優しく教えて下さいよ〟
〝そしたらすっごく格好いいのに〟
〝なに言ってんだ。俺は元々格好いいわ〟ギャハハハ
「………仲がいいねあの二人」…………うん。
なんか……やだな!
私の中に醜い感情が出てきちゃう。
私ってなんて心が狭いんだろ。昨日もヤキモチ妬いて鏡也君を困らせちゃったのに…でも見たくない!
だって……鏡也君も楽しそうに笑ってる。
遠藤さんったらたまに鏡也君に凭れたりして……触り過ぎじゃないの?
〝飲みすぎちゃいましたよ鏡也さん〟
とか言っちゃって…
〝もう飲むなよ〟
困ってはいるけど…どこか優しいんだよ。
その時。──えっ?
今、遠藤さんと眼が合ったけど
クスッ……って私を見て笑った!
なんなの?今のは・・・
遠藤さんはまるで私を挑発するみたいに口角をあげて笑ったの!
「…………?」
なんだか、心がモヤモヤしてヤな気分。
ヤだ。鏡也君に触らないで‼
鏡也君も何でなにも言わないの?──
遠藤さんもだけど、そんな鏡也君にも腹が立つ