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第14章 ふたりの休日②…jealousy

それからどれくらいの時間が経ったのかわからないんだけど─
「葉瑠…」んっ？…呼ばれて振り返ると鏡也君─

やっと来てくれたの？


「遠藤…帰るって」んっうん。

「アイツ飲みすぎであぶね～から、送るんだけど葉瑠も一緒に行こう」

「えっ！」
「遠藤を送ったら、そのまま帰ろ？」


…………私……いい。鏡也君送ってあげて

「葉瑠？あの、怒ってる？」………べつに。


「鏡也さ～ん行きますよ～」

私と鏡也君が話をするとすぐに遠藤さんが鏡也君を呼ぶの‼ まるで邪魔されてるみたい。


「くそっ。すぐ行くから待ってろよ～」

大きな声で遠藤さんに声を掛けた！

「葉瑠…すぐ帰って来るからな。いいかどこにも行くなよ」
「鏡也さんったら早く」

「……すぐ戻るから………」
そう言って行っちゃった！


「あ～あ！鏡也のヤツ」
「………………！！」

「ほらっ飲みな」
ヒロちゃんがカクテルを作ってくれた！

「葉瑠ちゃん。鏡也が送るのはしょうがないぞ、アイツの後輩だからな」

「うん。分かってる！」

遠藤さん結構飲んでたから送るのは当然なのはわかるょ！でも──

鏡也君は一緒に行こうって言ってくれた……心配だから一緒に行けばよかったんだけど、どうしても…うん。って言えなかった。

またイヤな態度しちゃった！
ダメだな私って！

はぁなんか自分がバカすぎて落ち込んじゃう。


───────
鏡也君遅いな！
まだ帰ってこない。

暫くすると英美ちゃんに声を掛けられた！

「鏡也君ちょっと遅いんじゃない？どこまで行ったの？」