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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy
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鏡也君は悪くないの‼

私が勝手にヤキモチ妬いてひとりで不安になってるだけ……

遠藤さんが私に見せた笑顔が頭から離れなくて…
素直になれなくて自分でもどうしていいか分かんないよ。

そんな私の気持ちを鏡也君は分かってるみたい!

「葉瑠?俺は葉瑠が大切なんだよ!もう好きじゃ足りなくて愛してんの。葉瑠じゃなきゃダメなんだよ」

鏡也君の言葉に胸がギュッって締め付けられる。


「葉瑠…俺の気持ち分かって」うん、ごめんね

「キスしたい。いい?」

だって凄く切なそうに私を見つめて言うんだもの
ダメなんて言えないし私だってキスしたい。

コクン。

鏡也君は首の後ろに手を廻すとゆっくり近付いてくる…

チュッ……
唇の横にそっと口づけてきた。


私は不安を消してほしくて鏡也君に抱きついた!


「はるぅ…愛してるよ。葉瑠だけだよ」

なんでわかるの?
今ほしい言葉を簡単にくれるの。


コクン。私も好きじゃ足りないの。
だから苦しくなる!…

鏡也君がギュッってしてくれていっぱいキスしてくれて……!単純だけどそれで安心する。


「好き。鏡也君が大好き」

「はるぅ…はるぅ…」─チュッ!

こんなにストレートに私にぶつかってきてくれる。
鏡也君の気持ちは全然ブレてないのに何でこんなに不安になるんだろ!

ごめんね!鏡也君…私…おかしいね?

「葉瑠?俺がどれだけ葉瑠を愛してても、葉瑠は不安になるだろ。これからじっくり教えるから覚悟して」

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