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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy
「してもらうわけないでしょ?」
「んっ…わざと言ったな!」うふっ。ごめんね。
ねぇ鏡也君。今日は一緒にいられる最後の日だから今日こそは二人でご飯作ろうね。
休みなんてあっというまに終わっちゃうんだよね!
あと1日あるのに、どうしても帰る時の事を考えちゃう……あっだめだめ─ブンブン
「葉瑠もう1日居ろよ。まだ休みあるだろ?」
あるけど……でもお父さんも帰って来てて最後の日だから顔見せてあげないと……ごめんね。
「鏡也君は帰んないの?」
私が居たから帰れなかった?もしかして──
「俺はいつでも帰れるから」えっなんで?
「俺の実家横浜」そうなの?
なんでもお兄さんが結婚して御両親と同居してるんだって!赤ちゃんも生まれたばっかでバタバタしてるから行っても泊まったりしないんだって─!
「そうなの?寂しくない?」
「別に寂しくないよ。俺、いい大人ですけど」
アハハ…そっか。
「今度連れてってあげるからね」
「……?………あっうん」
なんて言えばいいのか・・・恥ずかしい。
今日はふたりっきりでのんびり過ごそ!
一応、英美ちゃんとヒロちゃんにメールをして二人で携帯の電源を切った。
ヒロちゃん達は昨日の事で心配してるだろうから連絡しとかないと絶対押し掛けて来るぞ…って鏡也君
「よしこれで誰にも邪魔されないな」
「そうだね」
「葉瑠どこにも行かなくていいのか?」
「うん。ここでのんびりしたいの」