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秘密のキスは蜜の味【完結】
第14章 ふたりの休日②…jealousy
DVDを借りに行って、コンビニでおやつとジュースを買ってお家デート。
「こんなんでいいの?」うん。
鏡也君とこんなデートがしたかったの!
じゃ、どれから見る?
アクションでしょ。恋愛ものでしょ。
あとホラー。……これは見なくていいよ。
私がホラーとか、ダメなの知ってるくせに借りるんだから!
「タケルの恋愛映画借りるならホラーだって借りるさ」って!───しょうがないから借りてきたけど絶対見ないからね。
「タケルの・・見たいな」
両手を握り締めて鏡也君を見る─
「はぁ~ったく」って鏡也君。ほんと優しいの!
タケルが主演の恋愛映画。あれっ鏡也君?
ソファーで並んで座ってたのに片手を肘掛けに、もう片方は背凭れに乗っけて……寝てる……
鏡也君にはつまらないよね!
悪いなぁとは思いつつ、でもタケルは見たい。
「鏡也くぅ~ん終わったよ」ツンツン。
「んっ…?ごめん寝ちゃったよ」
さぁどうする?─
もう夕方だけど今度はアクションのでも見る?
「う~んでもそれ見ると遅くなるから、映画はあとにして先に風呂入って飯作ろ」
うんそうだね!
─────
「ちょっと鏡也君この手はなに?」
鏡也君の手を掴み引きあげた。
湯舟に浸かって腰を擦ってくれたのはいいけど手がどんどん下がって…そこお尻ですけど!
もう指が太ももの内側へと入りそうだったよ‼
「んっ……? あれっ?」─とぼけないで!
まったく油断も隙もないんだから。