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秘密のキスは蜜の味【完結】
第15章 突然の訪問者
なんか話がちょっとズレてない………?……………
「葉瑠は可愛いからすぐいい人見つかるから元気出すんだぞ。…あっそうだお父さんが誰か捜してやろうか」
「ちょっと待ってよ」
ピンポ~ン。ピンポン。ピンポン!
「あっはいは~い。誰よ何回も~」
お母さんが慌てて玄関に出ていった。
私とお父さんはお互い話が噛み合わなくて
「「…………?」」
バタバタバタ
「葉瑠…お客さん!あなたの好きな……ほらっ、あの俳優の!」
えっ?─私の好きな…えっ?俳優………
まさか!
バタバタバタ・・・慌てて玄関に行くと
あっ。なんで……ここに!
玄関に汗だくの鏡也君がいる。
「どうしたの?」
「葉瑠…」ギュッ。……えっ?ちょっと
私はいきなり鏡也君に抱きしめられた。
「ごめん。ひとりで帰らせて怖かったよな。何された!葉瑠…ちゃんと言って。」
えっ?─なに?─なんのこと?
あっあの~ちょっと鏡也君。
トントン……ここお家だから……
へっ?あっ─ガバッ。
「ごめん」
「葉瑠?こちらは……」
「あっあの~この人は…」
どうしよ。
…このタイミングで言って大丈夫かな。
「あっ突然すみません。私…葉瑠さんとお付き合いさせて頂いてます益田鏡也といいます」
鏡也君が頭を下げるから!──あっ…私も慌てて鏡也君の隣に行って一緒に頭を下げた。
「まぁ~」
そのまま上目使いにお父さんを見ると……
あららっ!
口を開けたまま固まってる。