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秘密のキスは蜜の味【完結】
第15章 突然の訪問者
「キスしたくなるからダメ」
ちゅっ。──「あっダメだろ」
そんな鏡也君がすごく可愛く見えて私の方から頬っぺにキスしちゃった!
クスッ─もう一度キスしようと首に手を廻してあと数センチってところで・・・・
コンコン
「葉瑠ぅ~鏡也君~開けるわよ」
あっ。カバッ……カチャ。
すぐに体勢を整えて何事もなかったように視線を反らした!
「どうしたの二人とも。うふっ」
「どうもしないよ」もう心臓がドキドキしてちょっと不自然だったかな?
お母さんなに?─
「あっそうそう。鏡也君、夕飯食べてくでしょ?お父さんと買い物行って来るからあと宜しくね」
「あっイヤ。もう少ししたら帰るんで……」
「なに言ってんの他に用事があるの?」
「いや何もないですけど急に来たんで」
「じゃいいじゃない。ねぇ葉瑠…」
うん。そうだよ。鏡也君食べてってちゃんと紹介したいし。
鏡也君の腕を掴んで眼で訴える…
いいでしょ?─
「んっ…そうですか?じゃご馳走になります」
はいはい。じゃ行って来るからって……お母さん達は出掛けて行った。
なんだか強引に誘っちゃった感じだけど……
大丈夫だったかな?
でも嬉しい!まだ一緒に居られるんだもん。
「…いいのか?今日だけだろ家族が揃うの」
うんでもね弟は友達と出掛けちゃって夕食も食べてくるから全員じゃないの。
お父さんが明日帰るから私が居ればいいだけだよ
「ちょとだけご馳走になってすぐ帰るから葉瑠も明日から仕事だろ?」
うん。
ほんとはここに泊まって!なんて言いたいけど流石に無理だね。