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秘密のキスは蜜の味【完結】
第15章 突然の訪問者
「えっ?泊まんの?」
「そうよ!」
大好きなお姉ちゃんの彼氏だよっていきなり紹介されて、おまけに泊まるなんて聞いたら…そりゃ驚くよな弟くん。
「聞いてないけど…」
「カズには言ってないもの」
さっ葉瑠行くわよってお母さん。
なんとも頼もしい!
「…………!」
二人が席を立ち残された男3人。
気まずい雰囲気の中お父さんが口を開いた……
「鏡也君、葉瑠はさぁ…私に似て寂しがり屋だから我が儘言う時もあるかも知れないけど…頼むよ」
はい。分かってます!
「ね~ちゃんすぐ泣くからフォロー大変だよ」
あぁそうだな。ありがとう弟君。
カチャ─
「鏡也君葉瑠の部屋に布団敷いてあるからね」
はい!えっ?─葉瑠の部屋?
「お母さんが布団運ぶの面倒だから私の部屋でいいって……」
あっそう。俺はいいけど!
お父さんと弟君的には大丈夫なのか?
「ね~ちゃんの部屋ってマズくね?」ほらな!
「や~ね。うるさい小舅は嫌われるわよ」
「…チッ……あっそ」
〝鏡也君部屋に着替えあるから適当にやってね……
お風呂入るならどうぞ〟
「さて…お父さんはもう寝るけど、葉瑠と鏡也君はゆっくりしてていいからな」
「うん。おやすみ!お父さん」
「あっすみません。ありがとうございます。お休みなさい」
みんなそれぞれ居なくなりリビングには葉瑠と二人
「葉瑠いい家族だな」
「そう?─ありがと」
あぁ。突然来た俺の事を暖かく迎えてくれて……
お父さんも物静かだけど凄く優しい人だ!
葉瑠はお父さんに似たんだな。
なんか凄く居心地がいいよ。