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秘密のキスは蜜の味【完結】
第16章 切なくて…恋しくて…
「よく温まって出ろよ」
あっでも逆上せないようにほどほどにな。
「ねぇ鏡也君?─終わったらさぁ、簡単なのでいいからメールしてほしいな」
葉瑠がメールをほしいって……
でも何時になるか分かんないよ。
「いいよ!朝起きた時メール来てたら嬉しいから」
そっか分かったよ!
葉瑠じゃ切るよ!じゃあまたな。
「うん。頑張ってね」 ピッ!
葉瑠の声を聞いたらヤル気が出てきたよ!
さて…片付けるとするか。
「鏡也さん」はっ?──
「なんだ遠藤。なにやってんだよ」
急に声を掛けられて・・・振り向くと遠藤がいる。
「帰ったんですけど!気になって来たら電気ついてるから、あの~差し入れです」
コンビニの袋を俺の目の前に出して申し訳なさそうにしてるから……
「あぁ、サンキュー。丁度何か買いに行こうかと思ってたんだよ」
葉瑠にもさっき言われたし食べなきゃな。
ここはありがたく貰っとくか!
「はい!すぐコーヒー淹れますね」
ニッコリ笑って!安堵の顔。
俺がどんな反応するかビビってたんだろう。
遠藤コーヒーは要らね!飲み過ぎだ珈琲。
「遠藤。もう帰れ、遅いから」
「えっでも私のミスで……」
お前のフォローは慣れてるから大丈夫だ!
目の前でじっと見られたら気になるから──
「はぃ分かりました。あの~さっきの……」
んっ?─なに!「葉瑠さんですか?電話」
えっ?……そうだけど!
「なんで?」
「いえ、楽しそうだったから……そうかなって…」
「仲いいですね。羨ましいです」