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秘密のキスは蜜の味【完結】
第16章 切なくて…恋しくて…
「ほんとに分かったの?葉瑠…返事は?」はい。
凄い勢いで返事を促され思わず『はい』って言っちゃった。
それからもしばらく彩ちゃんのお説教…じゃなくてありがたい言葉をたくさん聞かされた!
「あっもうこんな時間だ!葉瑠ごめん行かなきゃ」
「明日…遅れないでよ~‼ あっそうだ…夜になったら星が綺麗に見えるんだけど~部屋からの夜景も最高だから写真撮っておばさんに見せてあげて」
あっそうなの?わかった。
言いたい事だけ言ってあっと言う間に彩ちゃんは去って行った。
ふぅ~彩ちゃんはきっと逞しい奥さんになるね?
****
「おめでと~」♪*…%*;@.--「彩ちゃん…綺麗」
「ありがとー!葉瑠。ほらっこれ…持ってて」
彩ちゃんはそう言って私にブーケを押し付けてきた。
えっ?ちょっと彩ちゃん…
まだ式は始まったばかりだよ!───いいの?
彩ちゃんは、ニッコリ笑って私にウインクする!
〝彩ちゃん…ありがとー!〟
グスッ…彩ちゃん…ほんとおめでとう!綺麗だよ。
彩ちゃんの凄く幸せそうな顔。
そんな二人を見てたらね・・・・
逢いたくなっちゃった……鏡也君に!
───///
盛大に行われた披露宴も無事に終わった‼
彩ちゃんとっても綺麗だったな。
披露宴会場を後にするとき
「あっ彩ちゃん…ブーケ」……どうしよ。
わたし持ったままだけど─
「葉瑠にあげたんだよ。次は葉瑠の番ね」ってにっこり笑ってくれた。
「あっ、そんなの・・・あっありがと」