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秘密のキスは蜜の味【完結】
第5章 どうしようもなく君が好き
葉瑠ちゃん…健気で可愛くてかわいくて、このまま俺の腕の中にいてほしいと─そんな事を想っている俺がいた!
なんて─俺らしくないよな…
俺どうしちまったんだ~?
タクシーは暫く走ってホテルに到着した。
女の子を抱き抱えてホテルに入るなんて…怪しいヤツにしか見えないよな‼
頼むから誰も通報なんてしないでくれよ………
部屋に入りベッドにそっと寝かせて布団を掛ける
ふ~。さて!どうするよ‼
こういう時は何が必要だ?──
──とりあえずコンビニ行くか。
部屋を出ようとすると
「んっ、きょ…うや君…はぁはぁ」
「葉瑠ちゃん、コンビニ行ってくるから心配しないで寝てな!すぐ戻ってくるから…いい?」
コクン。
葉瑠ちゃんを独り残してコンビニを探しに出た。
暫くすると自営の薬局が見つかった。
薬局のおばちゃんに事情を話すと……
「あらまっ!それは大変ねぇ」って
ニヤリと笑い、あれもこれもと買わされた………
「あっこれも要るわね!頑張って、イケメン君!」
ってゴムまで袋に押し込んでる!
おい!なに勝手に入れてんだよ。
「さぁ早く行って薬飲ませてあげなきゃ」
えっ、あ~そうだな!
〝早く〟って言いながらおばちゃんが話し掛けてくるから…!
早く戻りたいのに遅くなったじゃね~か。
しかもこんなもんまで売り付けて───
ったく!………ニヤついてんじゃね~よ