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秘密のキスは蜜の味【完結】
第16章 切なくて…恋しくて…
にっこり微笑む顔にキュンってしちゃう‼
私……やっぱり鏡也君が大好き!
鏡也君の言葉を聞いて自分の愚かさに気が付いた。
「もう絶対俺から逃げないで…連絡も取れなくて気が狂いそうだったよ」
おでこをくっ付けて切なそうに呟かれて苦しくなった・・
「………ごめんね」
「誤解は解けた?」
うん。
……でも私、またヤキモチ妬いちゃうと思う!
ううん。絶対に妬いちゃうもん。
イヤでしょう?そんなの─
「そんときは俺に言って!葉瑠が納得するまでいちいち説明して俺がどれだけ葉瑠を想ってるか教えてやるから」
そんなの……
「分かった?」コクン
「こんなにヤキモチ妬きな彼女でいいの?」
「俺の話を聞いてからヤキモチ妬いてくれよ」
「葉瑠はさぁいつも我慢しちゃうだろ?前にも言ったけど、一人で考え過ぎるから、何かあったらちゃんと言ってほしい」
「んっごめんなさい!みんなにも叱られた」
「みんなって?」
お母さんとか彩ちゃんとか……
彩ちゃんは昨日ここで結婚式した娘だよ。
鏡也君にはまだ紹介してないけど!
それと祐輔…
えっ祐輔…君?いつ?会ったの?
「先週……駅で、会議で来てたんだって。相談したんじゃないけど私の様子が変だって思ったみたい」
祐輔にね?こう言われたの─
【何かあったら誰かに相談しろ。葉瑠は全部1人で抱え込むから】
「葉瑠を泣かさないって祐輔君と約束したのに」
祐輔に怒られちゃうって………!
いつそんな話しを?─