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第16章 切なくて…恋しくて…

ジャーージャーージャーー

「鏡也君─違うとこ見てて」
「ヤダ」

自分はさっさと洗って浴槽に腰掛けて私をジッと見てる。そんなに見られたら洗えないよ。

「洗えないの？じゃ俺が「洗えます洗えます」

ﾁｪｯ！
鏡也君に背中を向けてサッと洗ってシャワーで流す……

「そんなんじゃ綺麗にならないだろ」
ずっと見てたの？浴槽に腰掛けたまま私の腕を引っ張ってきた。

「キャ。んっなに？」

私は背中を向けたまま鏡也君の膝の上。

「あっちょっと…んっ」
「ほらっ。まだヌルヌルしてる」
ｸﾁｭ…ｸﾁｭｸﾁｭ

「だって。ずっと見てるからそんなとこまで洗えない、あっ。アン」

後ろから腕を廻して私の愛液を掻き出すように指を動かしてくる。

粘る愛液が滑りを良くして身体と頭を刺激する。
背中がゾクゾクしておかしくなる……

はぁ……気持ちいい─

片手の指で掻き回されて、逆の手はシャワーヘッドを手に持って私に掛けてくれる。

「寒くないか？」
「はぁ。あったかい、けど。。」

ｸﾞﾁｭｸﾞﾁｭ…

あぁ～ ！背中を鏡也君の胸に押し付け身体が勝手に反り返る………

唇で首筋を甘噛みされて首を竦めた！

「きょう…やくん。あ～そんな掻き回さないで～おかしくなるよ」

「いいよ。おかしくなって大丈夫俺がいる。」

「あっ─あっ」
だめもうイキソ。

そう思った瞬間、鏡也君は私を掻き混ぜていた指を抜いてしまった。

「あ～ん。はぁはぁ…きょうやくん…」