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秘密のキスは蜜の味【完結】
第16章 切なくて…恋しくて…
眼が釘付けになっちゃった!
「葉瑠、いいのあったの?」
へっ?─あっううん違うよ。なかなか無いね!
ほしいけど、私だけ買っても意味がない。
鏡也君が持ち歩けるのじゃないと──
その場を離れようとすると「あっこれいいじゃん」
えっ!それは……私が見てたやつ・・・
「俺アクセサリーは普段しないけど、これなら格好いいよな…俺に似合うかな、葉瑠どう思う?」
振り向いてニッコリ笑うんだから……ズルい!
「似合うに決まってる」
「ちょっとつけてみよ、葉瑠もおいで」
………うん。
鏡也君がブラック、私がブラウン
店員さんがペアのブレスレットを私達につけてくれた!
「まぁ素敵、お二人とも手が細くて指が長いからとても似合いますね」
何だか店員さんのサービストークに乗せられた感じだけど…でも嬉しい!
二人で手を並べて「「うん。いいね!」」
「すいません!これください」
「鏡也君、嬉しいけど……いいの?」
「いいよ!俺もこれすげ~気に入った」
────
「お揃いだ」
「葉瑠?下ばっか見てたら危ないだろ。クスッ…そんな嬉しいの?」
うん。嬉しい嬉しい嬉しい!
だって鏡也君と手を繋ぐと二人の腕にペアのブレスレットがついてて……もうどうしよ嬉しすぎだよ!
顔がニヤケちゃう。
腕を見て…鏡也君を見上げたら私を見て笑ってる。
「葉瑠、その顔…キスしたくなる」
へっ?─やだもう。 ここ外だからね!
チュッ。──突然のキス!
「あっ!こらっ。ダメでしょ」
キョロキョロ……あっ!ほらっ~‼