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秘密のキスは蜜の味【完結】
第5章 どうしようもなく君が好き

「わたし鏡也君のベットを占領して……‼ ソファーじゃ眠れなかったでしょ?」

クスッ!「大丈夫。葉瑠ちゃんの横で一緒に寝たから」

笑顔でそんな事を言ってくるから…えっ?

ちょっと待って、一緒に寝たって───

はぁ?……
ハハッ、また冗談ばっかり……?
……そんなわけな…いでしょ。


「葉瑠ちゃんが俺の手を掴んで傍に居て?なんて─可愛く言うからしょうがないでしょ?」

「手を離してくんないし」

えっ?うっそ!

笑顔の鏡也君が徐々に近づいてきて
もう顔が目の前

「ちょっと…鏡也君?」
「なに?」 近いんだけど……
クスッ!
そして…
鏡也君の唇が優しく触れた。

チュッ。───「………!?」

「我慢するの大変だったんだけど」

優しいキスに抵抗を忘れ受け入れてしまった。

角度を変えて何度も何度も啄むような甘いキス!
時折下唇を挟むように吸い付かれ力が抜けていく…

「ちょっ…待ってぇ」

はぁ~……やがてゆっくりと唇を離すと……鏡也君は自分のオデコを私のオデコにくっ付ける。

鼻先が今にも付きそうでお互いの熱い呼吸を感じる距離にドキドキする。

「葉瑠ちゃん」

「……な…に?」



「…好きだよ‼」
鏡也君の突然の告白に息をのんだ!


えっ…待って!

言わなきゃ鏡也君に…祐輔のこと。
ごめんなさい私…

顔をあげて言おうとすると激しく唇を塞がれた‼

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