この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第17章 心配でたまらない
「きょうや、くぅん眠い」
俺に抱きついてそんなこと言うんだから。
えっ葉瑠寝ちゃうの?……散々俺を誘惑しといて……
スースー「──マジか」
葉瑠……今の俺アホに見えない?
葉瑠を片手で抱き締めてるけど、頭には葉瑠のブラジャーが乗ってんだぞ!
はぁまったく!
───///
結局俺は葉瑠に遊ばれたまま、何も出来ずに朝を迎えた。
「はる─は~るぅ」
チュッ─「うぅ~ん。……きょうやくぅん」
おはよ。葉瑠もう起きよ!風呂入って支度しなきゃ
まだ眠そうだけど……
「ほらっ風呂行くよ」
「鏡也くぅん、頭痛い」
ほらみろ……飲みすぎなんだよ!
「葉瑠…昨日の事覚えてる?」
「昨日?ヒロちゃんのお店でいっぱい飲んだね?」
「私、何かした?」
いやいいわ!覚えて無くてよかったよ。
なんせエロエロ仮面だからな!
「風呂行くよ」
「鏡也君、抱っこして」
はいはい。ヨイショ
──────
ふたりでゆったり湯舟に浸かる。葉瑠を後ろから抱き締めた時…「あっ…」
「な~に?どうしたの?」
「えっ、あっいや~」
ヤバい!北海道のホテルで首筋に俺が付けたキスマーク。結構濃く付いてんな……
「ここ。キスマーク」
「えっ?ほらっだからダメって言ったでしょ」
「ほらっこうすれば大丈夫だよ。ねっ」
髪の毛を前に無理やり持ってきて隠した。
「洋子さん達…気が付いたかな?」
「何も言ってなかったからたぶん大丈夫だろ」
そうかな~‼
大丈夫大丈夫。
虫除けだからいいんだよそれで。