この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第17章 心配でたまらない
二人で適当にやって!
「冷蔵庫に作り置きがあるから、あっ鏡也君泊まってもいいわよ」
「あっそれと葉瑠…鍵掛けるの忘れないでよ。この前また鍵掛けてなかったわよ、この辺も不審者が時々出るから気を付けなきゃ」
じゃ行ってきます!
お母さんは言いたいこと言って出掛けて行った。
ちょっと……鍵の掛け忘れとかそんな、間抜けなエピソード鏡也君の前で言わないでよ。
「そうか……」
鏡也君……どうしたの?
「いや何でもないよ…葉瑠せっかくお母さんが言ってくれたから泊まりたいんだけど…明日早くて」
わかってるよ。ここまで来てくれただけで嬉しかったから大丈夫。ありがとね♪
北海道で仕事を遠藤さんに押し付けて来ちゃったから、明日は早くから報告を受けることになってるって…
もう我が儘言えないもの……
「鏡也君、夕飯は食べていける?」
「あぁ。今日中に帰ればいいから…」
うん。じゃ食べてって!
夕食を食べて電車の時間までまったり。
ソファに座ってテレビを見てる……
もうすぐ鏡也君の帰る時間になっちゃう!
次はいつ逢えるかな?
でも今日は泣かないよ‼
お母さんも言ってたもんね、会えない距離じゃない……私が行けばいいんだから!
うん大丈夫。
でも…ちょっとだけ。ギュッ……
ギュッ。えっ?「鏡也君?」
「こうやってると安心するな」うん。
「帰るの嫌になるな~」……うん。
「寂しくなったら……すぐ電話するんだぞ」
………うん