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秘密のキスは蜜の味【完結】
第17章 心配でたまらない

二人で適当にやって!
「冷蔵庫に作り置きがあるから、あっ鏡也君泊まってもいいわよ」

「あっそれと葉瑠…鍵掛けるの忘れないでよ。この前また鍵掛けてなかったわよ、この辺も不審者が時々出るから気を付けなきゃ」

じゃ行ってきます!
お母さんは言いたいこと言って出掛けて行った。

ちょっと……鍵の掛け忘れとかそんな、間抜けなエピソード鏡也君の前で言わないでよ。


「そうか……」

鏡也君……どうしたの?

「いや何でもないよ…葉瑠せっかくお母さんが言ってくれたから泊まりたいんだけど…明日早くて」

わかってるよ。ここまで来てくれただけで嬉しかったから大丈夫。ありがとね♪

北海道で仕事を遠藤さんに押し付けて来ちゃったから、明日は早くから報告を受けることになってるって…

もう我が儘言えないもの……

「鏡也君、夕飯は食べていける?」

「あぁ。今日中に帰ればいいから…」
うん。じゃ食べてって!


夕食を食べて電車の時間までまったり。
ソファに座ってテレビを見てる……

もうすぐ鏡也君の帰る時間になっちゃう!

次はいつ逢えるかな?

でも今日は泣かないよ‼

お母さんも言ってたもんね、会えない距離じゃない……私が行けばいいんだから!

うん大丈夫。

でも…ちょっとだけ。ギュッ……

ギュッ。えっ?「鏡也君?」

「こうやってると安心するな」うん。
「帰るの嫌になるな~」……うん。

「寂しくなったら……すぐ電話するんだぞ」
………うん

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