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秘密のキスは蜜の味【完結】
第17章 心配でたまらない
うしろから葉瑠を抱えて引き摺り下ろした!
「もう寝るんだから離して」
「やだね」
「………なんでよ」
ベッドは狭いから布団で一緒に寝るんだよ。
なっ?ここなら落ちる心配ないじゃん!
「ほらもう怒んないの」
「鏡也君いじわるだから、一緒に寝ない」
「え~ほんとに?」
「ほんとだもん」
「はるぅ~そんなこと言うなよ~」
まだ不貞腐れてんの?
コチョコチョコチョ…
「あっやだ、キャハハハ、離してよ~キャハハハ」
コチョコチョコチョ 離しませ~ん!暴れてもムダで~す。
「寝る?一緒に」コチョコチョ
「イヤ、だぁキャハハハ」コチョコチョコチョ
「一緒に寝るって言わなきゃ止めないよ」
ほらっどうする?
「わっかった。分かったから…もう許して~」
キャハハハ、もう苦し~!
「よし!じゃ許してやる」
葉瑠を解放すると布団に突っ伏し息を切らしてる……
「ハァハァ…もう…疲れちゃった」
クスックスッ……
「ほらっおいで」
いくら拗ねてても膝に跨がり抱き付いてくるから可愛いんだよ!
「クスッ…ごめんて。葉瑠許して」
顔を覗き込んでおでこにキス。
「葉瑠の反応が可愛すぎて、つい意地悪したくなっちゃうんだよ」
「それ嬉しくない」
顔を近づけて…ちゅっ。クスッ…
「あっ、勝手にちゅーしないで下さい」
「ちゅーしま~す♪。チュッ」
今、ちゃんと言ったよ!
「もうっ…強引」
「葉瑠……強引なの好きだろ?」