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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
私がお母さんとの時間を作るために今日は帰るから…
〝二人だけで逢おうね〟って言ってたんだけど。
英美ちゃんなら仕方ない。
カランカラン
「こんばんは」
「やぁ葉瑠ちゃん」
ヒロちゃんは私の顔を見ると小さく合図してきた!
〝ごめんな葉瑠ちゃん〟
クスッ……ううん。大丈夫だよ!
「葉瑠こっち「葉瑠ちゃん元気だった?」
「元気だよ!英美ちゃん真司くんも久しぶりだね」
今日はごめんね連絡しなくて……
「いいわよ。どうせ鏡也君が〝英美ちゃんがいるとうるさいから黙ってろ〟とか言ったんでしょ?」
ドキッ!英美ちゃんも鋭いね…
実はそうなの─英美ちゃんには言えないけど!
「そんなこと言わないよぉ」アハハ
笑って誤魔化しちゃった。
「それよりお腹ずいぶん大きくなったね」
「そうよ。もう凄く動くし身体がしんどいよ」
そっか楽しみだね!
英美ちゃんにお願いしてちょっとお腹を触らせてもらった。
「どうかな!動くかな?」
英美ちゃんのお腹に手を置くと「あっ葉瑠もう少し下に手を置いて」うん。この辺?
そう………ポコ……えっ?今の……ポコ
「キャッこれべビーちゃん?」
「そうよ!葉瑠の事わかんのかな?」
真司くん情報だと、英美ちゃんったら毎日ベビーちゃんに私の話をしてるんだって!
嬉しいけど、私の何の話をしてるのって聞いても…
『それは内緒よ』って教えてくれないの。
でもすごいね英美ちゃん!なんか嬉しい。
「お母さんがね……英美ちゃんに赤ちゃんが産まれたらお祝いあげなきゃって言ってたから楽しみにしてて」