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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
「おばさん逹は元気なの?」
お母さんは元気だよ。お父さんはちょっと……
「おじさんどうかしたの?」
たいした事ないらしいけど……この前ね───
英美ちゃんはうちの両親もよく知ってるから事情を説明した!
そっか‼─でもおばさんが一緒にいたら安心だね。
「で?葉瑠はどうすんの?」
私はねっ─クスッ…ひとり暮らしデビューするの。
「え~大丈夫なの?」
大丈夫だよ、やだ英美ちゃんまで…
「鏡也君の所に来ればいいじゃない」
そうはいかないよ仕事だってあるし─
出来ることならそうしたいけどね。
「寂しくて泣くんだろうな葉瑠は……」
「なっ、泣かないから」
「私が近くだったら毎日葉瑠んとこに行ってあげるのに」
「頑張るんだよ葉瑠」
「うんありがと」
ありがとう英美ちゃん。
英美ちゃんの言葉、嬉しかったよ!
カランカラン
「あっ葉瑠来たわよ。愛しのダーリンが」
んっ?あっ鏡也君。
英美ちゃんったら恥ずかしいよ!
「悪い遅くなった」ううん。
「鏡也君ごめんね邪魔しちゃって」
「それは慣れてるから大丈夫。なっ葉瑠……」
ウフッ─鏡也君まで…
「何よ見つめ合っちゃって。葉瑠は鏡也君の所に泊まるんでしょ?もう少し我慢しなさい」
今日は泊まらないの!
展示会までは忙しくって……
「そうなの?じゃほんとに私、お邪魔だったね」
「ほらっ英美ちゃん。だから俺が言ったろ?葉瑠ちゃんも忙しいから電話するの止めなって」
やだ真司くんまで…
そんなことないよ英美ちゃん大丈夫だから!
「じゃあ今日は早めに葉瑠を鏡也君に返すね」