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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開

気にしちゃったかな?

「あぁ~でもね。課長は今度の展示会が終わったら部長として本社勤務になるんだよ……」

だから一緒に仕事するのは最後だと思うよ!

「なら、いいけど」

クスッ…鏡也君ヤキモチですか?
顔も知らない人に嫉妬してどうするの?

「葉瑠は…自分の事分かってないんだよ」

なにが?「魅力があるってこと……だから心配」

そう言って鏡也君の方が顔真っ赤になってるから……なんか恥ずかしい!

「あっ、ありがと」

「鏡也くっんっ…今日ねぇ久美子さんに会ったの」
「えっ?久美子?」

そぅ。一緒に仕事することになってね!

「葉瑠、俺…久美子とはもう会ってないよ」
うん。分かってる!

「久美子さんにいろいろ聞いたの。嬉しかった」

【鏡也…独占欲が強いから息苦しくなる時が来るかもしれないけど、絶対に離れちゃダメよ】

そう言ってくれたの。そしたら凄く鏡也君に逢いたくなっちゃったんだ。

「私…鏡也君から離れないからね」
「……はるぅ」私の顔をじっと見てる。


「葉瑠─行くよ」鏡也君が急に早く歩きだした。
うっうん、急に…どうしたの?


あっここは……!

ガラガラッ──ガチャン──

駅の障害者用のトイレ。…「鏡也君」

「葉瑠が可愛いこと言うからキスしたくなった……今日はやっぱり葉瑠が足りないよ」

電車の時間までここにいよ!
「──ウン」

立ったまま抱き合って、不足した二人の時間を埋めるようにキスをした!

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