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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
「葉瑠ごめんね。お母さん土曜日に行くのよ」
えっ?だって日曜日って言ってたのに……
そのつもりだったけど葉瑠絶対泣いちゃうでしょ?
「葉瑠が泣いてるの見たらお母さん行けないもの」
だから私が居ない間に行っちゃうの?
それも寂しいよ!
「だから葉瑠は鏡也君とこに行ってきなさい」
帰って来たら一人なんだから鏡也君に甘えてきたらいいわよ。──ってお母さん
う~ん、でも。
「忙しかったんだから終わったらゆっくりして来なさいよ」
うん。ありがとう!
──***☆
お母さんもう行くよ。
「ちゃんとご飯食べるのよ、それから休みの日は掃除もして。。。」
わかってるよ。
「ほんとに大丈夫?」
「大丈夫だってば」
そんなに私って信用出来ない?
翌朝……いざ出掛けようとするとお母さんがたくさん話し掛けてくる。
「葉瑠が帰ってくる時はお母さんいないけど」
分かってるから!
今までだってお母さんが夜勤で居ないなんて…しょっちゅうだったんだから大丈夫。
お母さんにしてみたら最後に私といっぱい話したいんだろうけど…ごめんね!
「お母さんごめんね、もう行かなきゃ電車が…」
「あっそうねごめんね」
「葉瑠…これから一人でここで住むって鏡也君には言ったの?」
ううん。それはまだ言ってないけど……
そのうち言うから大丈夫だよ。
「お母さん、お父さんの事お願いね」
じゃほんとにもう行くよ!
行ってきます。