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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
はぁどうしよう!鏡也君になんて言おう
【仕事早く切り上げて帰るから】
せっかく鏡也君がそう言ってくれたのに……
「なっ宮下頼むよ。悪いようにはしないから」
あ~もう。
「──1時間だけですよ」
「分かったわかった。悪いな」
ほんとですよ!
この借りはいずれ返して貰いますからね。
「宮下。みかんでも食うか?買ってやろうか?」
いりませんよ!「なんだ~旨いぞ?…」
しょうがない─どうせ明日には逢えるんだから今日は諦めるしかないな!
あとで鏡也君にメールしとかなきゃ!
***
本社に到着するとすぐに最終のチェック。
「宮下どうだこっちは?」
「あっ課長。ちょっと音響のトラブルがあってまだリハーサルが出来ないんです」
音が出ないことにはリハーサルも出来ないから……
今日は終了予定が推すことは確実みたい。
「課長、今日の食事会は行けそうに無いんで悪いんですけど一人で行ってください」
残業になるけど、食事会に行かなくていいからある意味良かったかも!
「そうかじゃ連絡して来るわ」
はい。どうぞどうぞ
───//
なんとか音響も復活した。
かなり時間が押したけど漸くリハーサルが始まった。
♪☆%*♪%☆*♪♪*☆
はぁ良かった。
あっ課長が歩いてくる!
行くのかな?接待。ウフフ
「宮下……食事会だけど……」
「あっはい。課長行ってらっしゃい」
「宮下が行けないから明日に変更したから」
はあ?ちょっと課長。
「じゃ明日な!お疲れ」
「…………!!!もう何なの課長のバカ」