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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
「食事会行くって言っただろうがぁ」
あっそうだった~すっかり忘れてたよ。
しまった。鏡也君に今日の食事会のことはまだ言ってなかった!
「あっ課長。その事なんですけど~私疲れちゃったんで帰りたいんですけど──」
あれ課長?慌てて追い掛けたのに……あっ!
「社長…お疲れ様でした」
「藤堂君お疲れ。今日はいいショーだったな」
もうお得意様は課長を待ってたようで二人で何やら話してる!
あ~遅かった……
「宮下」振り返って私に手招きしてる‼
は~。。。
「ほぉ~藤堂君が若手を連れてくるって言うから営業の男が来るのかと思ったら、こんなベッピンさんだったとは」
じゃあ若者が好む店に変えよう!って…
すぐ帰るからいいですよどこでも。
「社長の息子も来るらしいぞ、今…店を探してるから待ってろとよ」
え~‼早く帰りたいのに。
「ちょっと連絡してきます」
鏡也君に電話しなきゃ
なんて言おう。
お得意様も一緒じゃお酒も飲むよね?
〝男がいる飲み会はダメ〟
飲み会ではないけどきっと心配するよね!
1時間で帰れるなら言わないほうがいいな。
話を突っ込まれたら困るからメールにしとこ…
《仕事で遅くなりそうなの。終わったら行くから待っててね》
「宮下決まったらしいから、行くぞ」あっはい。
♪~♪~♪~♪
鏡也君からの返信だ。
【じゃあ俺も、もう少し仕事片付けるわ。迎えに行くから…終わったら連絡して】
うんごめんね。
早く鏡也君に逢いたいから課長を急かさなきゃ。