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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
社長や専務が私にいっぱい話し掛けてくるけど、話の中身なんで全然頭に入って来ない……相槌だけ打って、とにかくお酒を作りまくった。
「いや~宮下君これちょっと濃くないか?」
「これくらいなら大丈夫ですよ、さぁどうぞ」
「そうか?」
はいはい。飲んでください!もう解散しますよ。
〝宮下その調子だ〟はぃ分かってます。
「いやぁいいね宮下君気に入ったよ…どうだ?うちの嫁にならんか?」
あ~いいですね~。えっ?……
「社長!宮下さんが困ってますよ、ねぇ宮下さん」
はあ。アハハハハ
もういい時間じゃないの課長。
時計に視線を移し課長に合図──!
〝あぁそうだな〟
お前あそこのイケメン知り合いか?
えっ?
「さっきから凄いこっち見て睨んでくる気がするんだけど……!」
あっ……そうだった飲ませるのに必死で忘れてた!
鏡也君のこと。
〝知り合いなのか?〟 アハハハハ…
〝そんなのいいから、早く終わりましょうよ〟
課長とヒソヒソ話。
「終電乗り遅れたらどうしてくれるんですか」
「俺んとこに泊めてやるよ」
ちょっとなに冗談を…「冗談じゃなかったら?」
へっ?……「バーカ本気にすんな」
ムッ!…なんなのもう
今夜は鏡也君とこに行くの~……
課長に言うと面倒だから言わないだけだよ~だ!
「社長今夜はお開きにしますか?………宮下は電車で帰るんで」
あ~そうだな!
はぁ~やっと終わる!
鏡也君ごめんねもう終わるよ。
鏡也君?……こっちに背中を向けてて、まだ怒ってるのかな。