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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
「…下君…………宮下、くん」「おい宮下」
えっ?…あっはい。
「社長と専務帰るから」あっお疲れさまでした。
「じゃ宮下君、約束だよ」へっ?…
「次は藤堂君抜きでな」何が……ですか?
「今日は楽しかったよ、宮下君またな」
「「社長お疲れ様でした」」はぁ終わった‼
「宮下、どうすんだ帰るのか?」
「あっ…えっともう遅いんで友達の家にでも泊めてもらいますから、ここで大丈夫です。お疲れさまでした」
ここで課長には帰ってもらわなきゃ
「へぇ~友達ねぇ?じゃ気を付けて行けよ」
はい。良かった!───えっ?課長
カランカラン…バタン
課長は帰り際に私の頭を撫でてにっこり笑った。
ちょ、ちょっとやめてよ……鏡也君がいるんだよ。
今の見てなきゃいいけど。
恐る恐る振り返った……うっ、
真顔で腕を組んで私をじっと見てる。
「あっあの鏡也君?…」
「今日は課長の命令で…どうしても、行かなきゃならなくって」
「何で嘘つくの……まだ会社にいるって」
「……それは……」
……鏡也君嫌かなって思って!
すぐ帰るつもりだったし心配するでしょ?
「嘘つかれる方がイヤに決まってんだろ」
鏡也君は凄く静かな口調だけど……凄く怒ってる。
「………ごめんなさぃ」
どうしよ!
「鏡也─接待も仕事の一環だろ?お前もそれくらいは分かるだろ?」
「分かってるよそんなこと。それを怒ってるんじゃないよ葉瑠が嘘つくから……」
「………///」