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秘密のキスは蜜の味【完結】
第18章 まさかの展開
「じゃあ正直に言ったら怒らなかったんだな?…俺が思うに鏡也なら絶対ダメって言ったと思うけどな?」
ヒロちゃんが庇ってくれたけど、ますます鏡也君の口調が荒くなる!
「……ヒロちゃんは黙ってろよ関係ね~だろ」
うっ鏡也君がこんなに怒ってるの初めて見た……
ヒロちゃん、もういいよ。大丈夫だから!
「ヒロちゃん、ありがと…ごめんね」
「葉瑠ちゃん大丈夫だ!鏡也はヤキモチ妬いてるだけだよ」
ほっとかれたから寂しかったんだよな?……
「違うわ、俺帰るから」ガタン!
バタン……
鏡也君……店を出てっちゃった!
「グスッ…ヒロちゃ……どうしよ」
「大丈夫だよ葉瑠ちゃん。座んな」
早く鏡也君を追い掛けなきゃ。
「大丈夫だから!鏡也が葉瑠ちゃんを置いてくわけないよ。戻ってくるから待ってな」
でも…凄く怒ってたよ。
「ヤキモチ妬いて引っ込みがつかないんだよ」
「いいか葉瑠ちゃん。アイツ単純だから甘えたらすぐ機嫌直すぞきっと」
そう?───あ~!そろそろ来るぞ。
バタン…ほらな!
「葉瑠?ヒロちゃんとこにでも泊まるつもりか?」
「えっ?」
戻ってきたと思ったら、いきなり何言うの!
「葉瑠ちゃんうち来るか?今日洋子いないから俺と飲み直そ」
「行くわけね~だろ。このスケベ親父は何考えてんだ」
ちょっと二人とも話しの展開についていけないよ。
「帰るぞ!」
鏡也君に腕を捕まれてあっという間に店の外に連れ出された。
「………」
「鏡也君?……ごめんね」
「……………」
んっ返事もしてくれないの?