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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
────☆///
「課長もうここで大丈夫です」
「家まで送るわ。こんな時間まで残業させて何かあったら俺の責任だからな」

「あっ母が車で迎えに来るんでここで……」
「そうか?じゃお母さん来るまでここから動くんじゃないぞ」

なんですかそれ?…わたし子供かっ!

私が遅くまで残ってたから課長も結局最後まで残らせちゃった!
最寄り駅まで送って貰ったけど、これ以上はさすがに申し訳ないよ。

「はい。動きません。ありがとうございました」
「アハハ、じゃ~な」

課長の姿が見えなくなるまでじっとそこを動かない

「よし帰ろ」
帰りにコンビニ寄ってデザート買って帰えろっと…


家までの帰り道

──んっ?
何となく視線を感じて振り返った!

あれっ?別に近くに人がいるわけでもないし気のせいだったかな?…

そう言えば……不審者情報があったけど、その後どうなったのかな?

なんか急に怖くなったきた。
「早く帰ろ」



ガチャ。

「ふぅ~」玄関の鍵を掛けてようやくひと安心。

着替えて早く食べよ!お腹空いちゃった。


トゥルルル…トゥルルル…

ドキッ。電話の音に心臓がドクンッってしたけど!

大丈夫大丈夫留守電になってるし…

〝只今留守にしています………御用の方は……〟
ピー

「葉瑠?居ないの?」はっお母さん。
ガチャ。「おかあさん」
「あっ……葉瑠いたの?」

今帰ってきたとこだよ!どうしたの?

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