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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
「別に用事はないのよ!お父さんがそろそろ寂しいんじゃないかって……」
私ったら皆に心配されてどれだけ頼りないって思われてんのよ!
「大丈夫だよ。自炊もしてるし掃除や洗濯だってやってるから」
今日はコンビニだけど、いつもは節約してるの。
早く鏡也君に逢いに行きたいから!
「そう?ならいいけど」
「お父さんは、大丈夫なの?」
「ええ心配ないわ。代わろうか?あらっ……どこか行っちゃったわ。また掛け直すわね」
戸締まりだけは気を付けるのよ!……分かってる。
「じゃまた電話するから」うん。─ガチャン。
はぁお母さんだったか…ビックリした!
さて、やることやって今日は早く寝なきゃ。
明日も寝過ごしたらシャレになんないよ。
携帯を確認すると鏡也君からメールが来てた!
【今朝は寝坊しなかったか?】
ウフッ、やだ。……見事に寝坊したよ!
コンビニのおにぎりを食べながら鏡也君と何回かメールをした……
【今日は早く寝ろよ】
《は~い♪お風呂入ってもう寝るね》ピッ。
よし。お風呂入ろ!……
トゥルルル…トゥルルル…
あっ今度はお父さんかな?
ガチャ。「もしもしお父さん?……」
「…………」あれっ。
『はぁはぁはぁ』
んっ、やだ!またイタズラ電話だ!
もういい加減にしてよ。
「どちら様ですか?」
『…………ヒトリ?』えっ?
「………誰なの?…」
『オレと…テレフォンセックス………シヨウカ』
やだ……ガチャン。
気持ち悪い…誰?──