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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?

携帯を握りしめたままベッドの上にゴロンと横になった…
少し眠ったら目が覚めてまたウトウト…

…頭が冴えなくてずっと夢を見てるみたいにフワフワする!


ギシッ、ギシッ
んっ……誰かが階段を登ってくる。

あ~‼お母さんかぁ、まだ眠いから寝かせてよ。

ガチャ。ギィー

「おぃ。………~ちゃん」んっ………

「いつまで寝てんだよ!起きろ、ねぇ~ちゃん」

はっ?ガバッ。「………カズ」
へっ?なに、何でカズがいるの?

「もう昼だぞ。起きろよ」あっうんごめん。


夢?「なに寝惚けてんだよ。今日パスポート取りに帰るって言ったの忘れたのか?」

あっ今日だっけ?……「忘れてたよごめん」

「………ねぇ~ちゃん。なんか…あった?」

「─えっ─なん、で?」

「泣いたみたいにひでー顔してる。…それに服着たまんまじゃん」

あっあの、昨日飲み過ぎてそのまま寝ちゃったの…

たかがイタズラ電話。
こんなことで心配は掛けられないよ。

「何だよ!酔っ払いかよ」

アハハ…お母さんに内緒ね。

「下にすげ~ご馳走があるけど食っていいの?」
んっ?…あぁ~あれね、いいよ食べて。

昨日鏡也君の為に作ってそのまんま、良かったカズが帰ってきてくれて。

私一人じゃ食べきれないもの!


───///
カズ食べてて。お風呂入ってくる!

ゆっくり湯舟に浸かり昨日の事を思い出していた。

ただのイタズラ電話だよね?

──ならそのうち飽きるかな!

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