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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
「葉瑠は食べたの?」
「そう言えば……食べてなかった」
じゃどっか食べに行こ。うん!
二人で夜の町に出る事にした!
「この辺田舎だからお店少なくてタクシーで繁華街まで行く?」
「そうだな、行ってみようか」
「葉瑠…ちょっと飲もうか?」
雰囲気の良さそうな店があったら入って乾杯しよ
「何に乾杯?」
「そうだな~葉瑠の一人暮らしってのは?」
「……アハハ、そうだね」
1時間もすると強張っていた葉瑠も解れてきたようで……よく笑うようになった‼
「鏡也君?今日は……帰っちゃう?」
心配そうに俺の返事をじっと待ってんだよ!
「明日納品があって……でも担当は遠藤だから今日は帰んないよ」
急に表情が明るくなってにっこり笑う
「ほんと?…よかった」
葉瑠のホッとした表情を見て俺も嬉しくなった。
良かった。いつもの葉瑠になって!
「ねぇ葉瑠…寂しかったら無理しないで電話してこいって言っただろ?」
「……うん!ありがとう。昨日は突然だったからちょっとショックが大きくて」
ほんとに?「うん。ほんと」
ならいいけど……
いくら言っても葉瑠の頑固は治らないな!
そこがまた可愛いとこなんだけど……
「鏡也君、私酔っ払ってきたかも」
「もう?今日はそんなに飲んでないだろ?」
葉瑠…疲れてんのか?
いつもより飲んでないよな。
「ご飯食べてなかったからかな?」
「いつから?」
「んっ~‼ ~昨日のお昼…だっかな?」
はあ?!昨日?