この作品は18歳未満閲覧禁止です
- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
よろよろしながら何とか家まで帰って来た。
「葉瑠、鍵出して……」あっ待って…
バッグの中を探すけど、あれっ!
確かここに入れたはず…
あ~もうっ!鍵が見つかんない。
んっ……バッグごと鏡也君に押し付けて─
あとはおまかせ
「俺に捕まってな」うん。
うしろからお腹に手を回して離さないの。
ガチャ!
「ほらっ入って」
鏡也君に支えてもらって…靴を脱ごうとしたんだけど…
「葉瑠…ちょっと1回放して危ないから」
「イヤ~ぁ」
あっ…キャ……ドサッ!─痛っぅ。
バランスを崩して二人で転んじゃった。
でも全然痛くない。
あれっ?私の下に鏡也君がいる。
キャハハハ「鏡也君♪大丈夫?」
「葉瑠?笑ってないで、退いて…」
やぁ~だ !もうちょっとこのまま……
後ろ手を付いて座る鏡也君に凭れるように抱きついていた。
「退かないと、襲うよ」
「ダメ…ここ玄関だよ♪」
顔を上げると、鏡也君はちょっと困ったように微笑んでいた。やだ…なんかドキドキする!
「鏡也君……ちゅーして」
「あ~葉瑠は…いつも俺の…ペースを乱して」
チュッ、クチュ
呆れちゃう?
でも優しいキスを何度もくれる。
「はぁっんっ」
さっきから顔は火照って身体が熱い…
タクシーを降りていったん鎮まった身体がまた疼いてくる!
「葉瑠…腰が揺れてるよ?」
「あっ~だって」
クスッ「部屋行く?」
「………うん」
トゥルルルルル──トゥルルルルル