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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
「…………!!!……//」──着信──
手を引かれ階段を登ろうとしたときだった。
まただ……!
トゥルルルルル…トゥルルルルル…
「葉瑠?電話…鳴ってるよ」
はっ!「あっうん」
電話は留守電になってるけど…またイタズラ電話だったら切り替わった途端に録音の声が聞こえるはず…
だめ。鏡也君に聞かれちゃう。
「あっまたお母さんかな?鏡也君部屋行ってて」
「あぁ。こんな時間に…掛かってくるの?…」
そっそうなの困っちゃうよ!
鏡也君の背中を押して、慌ててリビングのドアを閉めた
〝只今留守にしています………御用の方は……〟
ピー
『……あっ…っん…ハァァ…聞いてる?今…なにしてると…思ぅ?』
「………!」──昨日と同じ男だ
『今ね、君にそっくりな…女優のビデオを見て…るんだよ!凄く上手いんだよ…しゃぶるのが…』
「…………//……」やだなに言ってるの!
もういい加減にしてよ。
ガチャ!
「葉瑠…お母さん?……」
はっ!ガシャ。突然鏡也君がドアを開けるから
慌てて受話器を取って耳に当てた!
『やっと、出てくれたね?……』……違う─ブンブン
『嬉しいよ!僕のを…はぁ~しゃぶってくれるの?』
ブンブン─違うったら!
『………今度、会いに行くからね?その時に…』
「葉瑠?お母さんじゃないの?」
どうしよう……
「あっ……違います。間違えてますよ」ガチャン!
勢いで電話に出ちゃった。