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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
「……間違い電話?」コクコク。そうみたい!
「こんな時間に間違い電話って迷惑だな」
………うん!ほんとにね…………
「葉瑠?部屋行くんだろ、行こ」
うっうん!
鏡也君と過ごせる日なのに……
一気にテンションが下がった!
「どした…気分悪い?」
私の雰囲気を心配して気に掛けてくれる。
「顔色悪いぞ、今日はもう寝ようか?」
ブンブン。「…ヤッ」 嫌なことは忘れたい。
私は鏡也君の首に手を廻し引き寄せるように唇を押し付けた。
「葉瑠 大丈夫なの?」うん。
頷く私の唇を見つめながらゆっくり鏡也君の顔が近づいてくる。
唇を軽く甘噛みされ。……鏡也君の舌が口腔内に入り込んできた。
「…っん…」
隙間がないほど抱き合って唇を貪る……
私は顎を上げて自分から鏡也君の舌を夢中で追い掛けた。。
鏡也君………お願い。
今日は鏡也君で頭の中をいっぱいにしたい!
何度も舌を絡めて吸い付いていると…
突然…鏡也君は私の肩を掴んで顔を上げた。
「ハァハァ…きょう…やくっん?……」
「どした…今日の葉瑠はいつもと違うね」
「………!」
鏡也君の胸に顔をうずめたまま…なんて言っていいかわかんない。
「んっ?葉瑠?」
「明日から…また一人だから…たくさん、愛して…ほしっ…」
私ったら凄いこと言ってるよね!
こんな事言って嫌われちゃうかな……
今更だけど恥ずかしくなって俯いてると鏡也君は私の手を引いてベッドに腰掛けた。