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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
───
「海を見に行きたい」
「あ~いいね─」

ちょっと遠出をして海を見に行くことにした!

鏡也君とドライブ出来るなんて思わなかった。

「せっかく葉瑠とドライブすんのにCD持ってくれば良かったな…チッ…ヒロちゃん曲が古いんだよ」

まったくオッサンだな……なんて。

クスッ─鏡也君ダメそんなこと言ったら!ヒロちゃんのお陰でこうしてドライブ出来るんだから。

そうだけど─俺ので来れば良かったな!
「鏡也君車持ってんの?」
「あるよ。でも実家に置いてある」

そうなんだ。普段は電車のが使えるし仕事の時は会社の車だし必要ないもんね?…

「鏡也君?…私も久しぶりに運転したくなった。疲れたら私が代わるからね」

「…免許持ってんの?」

ありますよ。田舎は車がなきゃ?
最近は運転してないけど

「大丈夫かよ?最後に運転したのいつ?」

「……えっと、成人式の後ドライブしたから……」
「2年も前だろ」

だってお父さんもお母さんもダメって言うから
「俺もダメって言うわ」

え~運転したい~‼

「葉瑠は俺の隣に座ってりゃいいんだよ。なっ?」

うっうん。今、ドキッてしちゃった!

もうカッコ良すぎ。サングラスして右手でバンドル握って左手は私と繋いでる。

サングラス姿がカッコいいから、ついつい見ちゃう!
信号で止まったときに頭を引き寄せられて…

「あっ!」キスされた。

隣に車の人が見てたよ
「葉瑠がキスしたくてずっと俺を見てたから」

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