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秘密のキスは蜜の味【完結】
第19章 一人暮らしなんて…へっちゃら!?
いいカッコしないで送って貰えばよかったな。
早く帰りたい。
特急に乗るにはお金が。。あ~もう私バカだ!
駅のベンチで考えていたってどうにもならないね。
仕方ない各駅電車で帰ろう。
♬~♩~♪♪~☆
電話だ。。。んっ?課長?
「はい。宮下です、どうしたんですか?」
「おう。悪いな……今彼氏と取り込み中か?」
違いますよ!別の件で取り込み中です。
「なんだそれ。ま~い~や。明日の会議で使うデータだけどもう1枚焼けるか」
出来ますけど?課長持って帰ったはずじゃ……
課長は休日返上で…メーカーさんと打合せした帰りらしいけど、データの入ったフロッピーを先方に忘れて来たみたい!
「俺もう高速乗ってて、取りに行ってると帰るの夜中になりそうだから……」
「休みなのに打ち合わせですか?ご苦労様です」
明日の朝用意しますから……
おう。じゃ頼むわ。
「はい。……えっ?あっ課長!待って」
「なんだよ、デカイ声で」
車なんですか?
乗せて下さい!
───////
「待ったか?」待ちました!……
「そうか。しょ~がね~な」
はい。分かってます。
事情を説明して高速を降りてもらった!
かなり待ったけど各駅よりはいいや。
ようやくひと安心。
「やっぱお前アホだな?」分かってますよ!
「お前の彼氏も酷いな!そんな所からひとりで帰すなんて」
鏡也君は悪くないですよ!
私が強引に帰らせたんです。
そんな言い方やめて下さい。