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秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!

「誰にも付いてくなって言ったじゃん!!」

鏡也君勘違いしないで……わざわざ呼び出した訳じゃないよ。

「ごめん葉瑠…だめだ今 頭が回んないわぁ…明日掛け直す」

鏡也君………待って!──ピッ。

最後まで話し聞いてよ。



ビックリした!

鏡也君がそんなふうに言うなんて思いもしなかった。

余計な事言わなきゃよかった。

うっかり課長の名前出したからヤキモチ妬いちゃったのかな?

課長の出張先が逆方向だったら…私だって頼まないよ。
早く帰りたくて……それが行けなかったの?

時間掛かっても独りで帰ってくれば良かった?

掛け直して説明したいけど

……もう遅いし
今電話してもきっと聞いてくれないよね!

きっと酔ってたからだ。
朝になったらいつもの鏡也君になってるはず……

明日…電話くれるよね?

説明しなきゃ。


___##

夕べの鏡也君が気になってあまり眠れなかった。

モヤモヤと気持ちは晴れないけど…
仕事行かなきゃ…


「おはようございます。課長昨日はありがとうございました。」

みんなが私を見てビックリしてる?
んっ?

「葉瑠ちゃんなんかあったの?」

「宮下…どうした?目の下 クマが出来てるぞ」

「え?アハハ……ちょと眠てなくて」

〝昨日の事が原因か?〟
課長に小さな声で聞かれたけど…

まさか鏡也君が課長にヤキモチ妬いて…なんて言えないし…

「あっ…違います朝までビデオ見ちゃって」

「ふ~ん…そうか」

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