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秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!
もう今日は集中できなくて失敗ばかり。
パソコンに向かうとすぐ眠くなるし……
午前中に受注した商品を違うお店に発送しちゃって回収に向かうことになってしまった。
「宮下行くぞ」しかも課長の運転で。。。
「「申し訳ございませんでした」」
「珍しいですね…おたくがこんなミスするなんて」
「あっ私が「すみません!以後気を付けます。」
「課長すみませんでした」
「どうした?今日は……」すみません!
「どうせ昨日の事で彼氏と喧嘩でもしたんだろ?…プライベートを会社に持ち込むな。みんなが迷惑する」
「──はい」
なんの言い訳も出来ない!私の責任だもの。
また課長に迷惑掛けちゃった。
ダメだな…こんなんじゃ!
「課長?私…これから…頑張るんで大丈夫です」
「なにが?」
私が頼りないから…心配でまだ行けないんですよね?…本社に…
これからは大丈夫です。
……今言っても…説得力ないですけど…頑張ります
「ば~か。宮下のためじゃね~よ。自惚れんな」
んっ。……そうですか?
ならいいんですけど。
「宮下。この後ちょっと付き合え…話がある」
まだ怒られんのかな……「あっ……はい」
〝1時間だけだ。接待じゃないから〟……そう言われて会社近くの居酒屋に連れて来られた。
課長と二人で居酒屋なんて、鏡也君にまた叱られちゃうよ。
どうしよう……飲みながらお説教するの?
「はぁ~!」
早く帰りたい。
鏡也君から電話が来るかもしれないし…