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秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!

さっきからタメ息ばっかり出ちゃう。

「宮下そんなに俺と飲むのが嫌なのか?溜め息ばかりついて…」

あっいけない。
えっそんなことないですよ。
寝不足でボーとしちゃって……ごめんなさい。

そう言って咄嗟に誤魔化したけど

「何があったんだ?」

へっ?

「……なんかあったんだろ?」

突然なにを言うかと思ったら、最近…私の様子がおかしいって!

「ミスが多すぎる。集中できてない証拠だ。彼氏との事だけじゃないだろ」

「……///…」

なんて言ったらいいんだろう!


「もしかしてストーカーにでもあってんのか?」

えっ……どうして?

「昨日。。家を知られたら電話番号も分かるか…とか聞いてきたから…」

「違うのか?………宮下?」

別にストーカーってわけじゃないんです。。。
ちょっと迷惑な電話が最近多くて……眠れなくて

それだけです。

それから質問攻め!
適当に返事するとすぐに突っ込んでくるから、結局全部話す羽目になる。

「はぁ~‼ 彼氏には相談したのか?」
いいえ。

「何で言わないんだ」
これから言うんです。

昨日相談しようとしたけど言えなかったから…

「そうか。そう言うことか……だから仕事に身が入らないんだな」

すみません迷惑掛けて…
明日から気持ち切り替えてやりますから

もうそれしか言えない。。。

「ひとりで悩んでたのか?─心細かったな…大丈夫か?」

やだ…課長!
そんな優しいこと言われたら泣けてきちゃう。

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