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秘密のキスは蜜の味【完結】
第20章 話し聞いてよ!
トゥ、トゥ、トゥルルルル♪

昨日の事…葉瑠に謝らなきゃな!

乗り過ごしたんなら不安にもなるよな、それに金も足りないなら尚更だ。

昨日は俺どうかしてたな。

「はぃ。……グスッ……あっきょうや…くっん…」

んっ…泣いてた?
泣いて詰まったような鼻声だ!

「葉瑠…昨日はごめんな」

〝宮下!待たせて悪かったな帰ろ…あっ電話か?〟

はっ?葉瑠……誰かと一緒にいるの?

葉瑠に昨日の事を謝ろうと電話したのに男の声が聞こえた!
しかも飲み屋か? やけに賑やかだ。

「今どこにいんの?」
「あっ、えっとこれから…帰るとこで」

「そんな事聞いてるんじゃないよ!どこにいるの」

「会社の近くの……お店に」

飲みに行ったの?

「誰と一緒?」
「会社の……」課長か?そうなの?

あっでも仕事の事で……

〝彼氏か?貸せ〟「あっちょっと!」

「もしもし!─宮下の上司の藤堂です!仕事の事で話があって宮下を……」

「おい!なんだよ……俺は葉瑠と話してるんだよ……おたくの会社は飲みながら仕事の話をするんですか?」

「あのなぁ何か誤解してるようだけど!宮下の話をちゃんと聞いてやってくれ」

ビッ!!………

葉瑠と話してる途中で藤堂とか言う男がいきなり電話に出るから……頭に血が登って…終了ボタンを押しちまった!

二人で飲んでたのか?
葉瑠の話を聞いてやってくれって……

もしかして俺の愚痴でも聞いて貰ってたか─

あ~くそっ!! ガンッ。
俺だけが気にしてたのかよ……

昨日の事なんて葉瑠は何とも思ってなかったのか?

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